今回は頻尿・血尿で来院された症例をご紹介します。
「自宅で赤っぽい尿が出た」とのことで来院。 検査にて膀胱に小さな結石が沢山あり、その結石が膀胱を傷つけることで重度の膀胱炎をおこしていました。 おなかの触診でもかなり痛みを示します。
いくつかの治療法を提案した中で、オーナー様が手術を希望。写真はその時の手術で摘出された結石です。 小さいのも含めすべて結石で、今回は膀胱内になんと45個あり、それをすべて摘出しました。 かなり数が多く少し疲れました^^; 術後はとても良好で、血尿も治まりました。一安心です。
術後は再発予防の為の食事療法のスタートです。
動物の血尿は日常の診療でよく見られます。犬・猫・ウサギでは大変多い疾患の一つです。 もちろん迅速な治療が必要とされるので、お家で動物たちの血尿(見た目が明らかに赤い・いつもより黄色が濃い)をみつけたり、尿の回数がいつもより多い時は、早めに相談してください。可能なら尿をご持参ください。
採尿の仕方など不明な時はお電話にてご相談ください。
昨日は新大阪で開かれた日本小動物内視鏡推進連絡会主催の講習会に出席しました。 内視鏡の専門の方や、他の獣医師との意見交換など、大変有意義なものとなりました。 これからの診療に活かせるようさらに努力していきます。
犬・猫・フェレットなどの小動物の消化器疾患(下痢や血便・嘔吐など)でお困りの方はお早めに一度ご相談ください。
各種検査・治療を症状に応じて行っております。
他院での検査結果等をお持ちの方は、不必要な検査を避けるためにもご来院時に持参してください。
2012年12月17日
2012年11月16〜18日の三日間、大阪国際会議場で開催された動物臨床医学会年次大会に出席しました。新しい知識の獲得、意見交換、最新医療器具の情報など、学会では得るものが多く、今回も大変有意義なものでした。
当院では、新しい医療を日々の診療に取り入れるべく、学会や勉強会に参加し、患者様に還元できるようスタッフ一同スキルを磨いております。
当院では、最新の半導体レーザー治療により皮膚にできるイボ(乳頭腫など)が、無麻酔で除去できます。加齢に伴いワンちゃんにできる写真のようなイボですが、「高齢なので麻酔はちょっと・・・」という飼主の方は、ぜひ一度ご相談ください。
※この治療は麻酔を必要としない為なにより安全ですし、入院も必要ありません。また処置中の痛みもほとんどありません。
歯石の付着を放っておくと歯周病になります。
歯が黄色い、口臭が強いなどの症状があるなら注意して下さい! 3、4歳という若さでも、歯周病を患っているワンちゃん、ネコちゃんは多くみられます。
原因としては、デンタルケアが困難な事や、歯垢から歯石になる速度が人よりもはるかに早い(たった4〜5日)事などが挙げられます。
お口の中の細菌は、全身の病気の原因にもなるのです。
歯石の付着を予防するには、日々のデンタルケアが大切です。 しかし、すでに付着しているならば、歯石の除去処置が必要かもしれません。
お口の中の健康状態はお家ではなかなか分かりにくいかと思います。 歯石や歯周病の発見の為に、年に一度は動物病院でワンちゃん・ネコちゃんもデンタルチェックを受けましょう!
まずは相談だけに来られても大丈夫。 普段疑問に思っている事を獣医師がお答えします。
歯石除去・歯肉炎のレーザー治療などについてのご相談は随時受け付けております。